ワーナー買収合戦に急展開 Netflixが撤退を表明、パラマウントの勝利が濃厚に

「この取引は常に“適正価格であれば望ましいもの”であって、“どんな価格でも必要不可欠なもの”ではありませんでした」

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Netflixが、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーへの買収提案額を引き上げないことを発表した。これにより、『ゲーム・オブ・スローンズ』、「ハリー・ポッター」、DCユニバースなどを擁する同社をめぐる買収合戦で、パラマウント・スカイダンスが勝利する明確な道筋が開かれた形となる。 

Netflixは本日、ワーナー・ブラザースの取締役会への回答を含むメモを公開し、パラマウントからの最新の提案が、Netflixとの既存の買収契約よりも「優れている」との認識を示した。

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Netflix共同CEOのテッド・サランドスとグレッグ・ピーターズは声明で以下のように述べている。

「我々が交渉してきた取引は、規制当局の承認に向けた明確な道筋を持ち、株主価値を創出するものでした。しかし、我々は常に規律を重んじてきました。パラマウント・スカイダンスの最新の提案に匹敵する価格水準では、この取引はもはや財務的に魅力的ではありません。そのため、同社の入札額に対抗することは見送ります」

「ワーナー・ブラザースは世界有数の組織です。デヴィッド・ザスラフ、グンナー・ヴィーデンフェルス、ブルース・キャンベル、ブラッド・シンガー、そして同社の取締役会が公正かつ厳格なプロセスを運営したことに感謝します。我々はワーナー・ブラザースのアイコニックなブランドを強力に管理できただろうと確信しており、我々の提案はエンターテインメント業界を強化し、米国内での制作に関する雇用を維持・創出するものだったと考えています。しかし、この取引は常に“適正価格であれば望ましいもの”であって、“どんな価格でも必要不可欠なもの”ではありませんでした」

「Netflixの事業は健全かつ強固で、独自の作品ラインアップと業界最高水準のストリーミングサービスに支えられ、堅調に成長を続けています。今年は約200億ドルを質の高い映画やシリーズ作品に投資し、エンターテインメントのラインアップをさらに充実させます。また、資本配分の方針に沿って、自社株買いも再開します」

「我々は上場企業として20年以上にわたり行ってきたことを今後も継続します。すなわち、加入者に喜びを届け、収益性を伴って事業を成長させ、長期的な株主価値を創出していきます」

パラマウントによる最新の提案は1株あたり31ドルで、さらに今年以降、取引が完了しなかった四半期ごとに株主へ追加の金額(約6億5000万ドル)を支払う内容となっている。また、既存の契約を破棄した場合にNetflixへ支払う必要がある28億ドルの違約金もカバーするという。

なお、ワーナー・ブラザースは2カ月前、株主に対してパラマウントの買収提案を拒否すべきだと伝えていた。


Photo by Anna Barclay/Getty Images.

※本記事はIGNの英語記事にもとづいて作成されています。

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